2011年クライストチャーチ地震との関係

(2021/3/7 更新)


図1:米国地質調査所(USGS)の震源データ、2011年1月1日から2021年3月4日24:00(世界標準時)まで、 M6.3以上(2011年クライストチャーチ地震と同規模以上)、深さ60kmまでの震源分布です。 茶色線はプレート境界で、右が太平洋プレート、左がインド・オーストラリアプレートです。 左下にパラメータを示した地震M6.3が2011年2月11日にクライストチャーチで起きて、日本人留学生が多数亡くなりました。 3月4日のM8.1ケルマデック大地震は北島のかなり北方沖で起きました。
クライストチャーチは、M6.3で中規模地震ですが、その後、日本でM9.0の3-11地震が起きました。 そのため、今回、ケルマデックM8.1地震が起きた後、日本でまた大地震が起きるのでは?というツイートが流れていました。 それは全くの勘違いです。


図2:図1の枠内の震源のマグニチュード(縦軸)と時間(横軸)の図です。左端が2011年で、右端が今年3月4日。 ニュージーランドやその北方で中規模地震以上は、2011年クライストチャーチ地震を含め、その後29回起きています。 しかし、日本では3-11地震以降にそんなに大地震は起きていません。


図3:図1の枠内の震源の時空間図です。上側(B側)が北東側、左端が2011年で、右端が今年3月4日。



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