フランスの地震活動 図1:米国地質調査所(USGS)の震源データによる1964年1月1日から2023年6月20日(世界標準時)まで、 深さ40kmまでM4以上の震源分布図。パラメータを示したのが6月16日の地震。 スペインとの国境のピレネー山脈は、マイクロプレートの境界なので地震活動が活発。 東側の活動は、アルプス造山帯の活動。 図2:図1全域の震源のマグニチュードの時間変化図。 2009年以降(1982年以前も)、USGSではヨーロッパの小さい地震の震源を決めなくなったのがわかる。 図3:ISC-GEMカタログによる1904年から2015年までの震源分布。マグニチュード4以上で深さ40q以浅。 M5以上の主な地震についてパラメータを示した。 図4:EMSCカタログによる2004年10月から2023年6月20日(世界標準時)までの震源分布。 マグニチュード-2以上で深さ40q以浅。 中央から北西域にかけて微小地震活動はけっこう起きている。 図5:図4の枠内の震源のマグニチュードと時間の図。 マグニチュード3前後しか起きてなく、自然地震としてはおかしい。 人工的爆破を震源として決めているようだ。。 図6:図4枠内の震源が自然地震ではないことを確かめる図。 図の上は、左から月別回数、日別回数、時間別回数。 時間別回数が、昼間しか起きていないのは自然地震では考えられない。 下の図の左から曜日別回数、分別回数、秒別回数。 曜日別で、日曜、金曜、土曜が少ない。人の社会活動に関連していそう。 結論として、北部沿岸付近の震源は、自然地震ではないと思われる。 図7:EMSCカタログによる2004年10月から2023年6月20日(世界標準時)までの震源分布。 マグニチュード0以上で深さ40q以浅。 北西沖の活動に注目。 図8:図7の枠内の震源の時空間の図。上が北東側。 縦に並ぶような分布がたくさん見える。 工事が進んで発破の位置が日とともに移動していることを示していると思われる。 まあ、この地域で爆破漁業はやっていないでしょうから。 図9:EMSCカタログによる2008年(世界標準時)の震源分布。 マグニチュード0以上で深さ40q以浅。図8で直線的分布が見えた2008年を取り出した。 図10:図9の枠内の震源の時空間の図。上が北東側。 2月も11月も人工的爆破を震源として決めているようだ。。 図11:図9の枠内の震源時間別の回数図。 上の右端図「Hour」を見ると9時前後、12時前後、15時前後と日本で発破が行われる時刻とほぼ一致している。 下の左端図「Day of Week」の曜日では日曜日に1回も起きていない。 人工的爆破を震源として決めているようだ。 図12:EMSCカタログによる2023年5月(世界標準時)の震源分布。 マグニチュード-2以上で深さ40q以浅。図8で直線的分布が見えた今年5月を取り出した。 図13:図12の枠内の震源の時空間の図。上が北側。時間とともに一方的に進行していないが、やはり人工爆破と思われる。 図14:EMSCカタログによる2004年10月から2023年6月20日(世界標準時)までのマグニチュード0以上で深さ40q以浅の震源分布と 風力発電の位置(+印)。 下記のページに記された4基の位置と1基はベルギーのものらしい。 https://en.wikipedia.org/wiki/Wind_power_in_France#Offshore_wind_farms Calvadosの所は人工爆破と思われるものと一致しているが、それ以外は必ずしも一致していない。 戻る |