サントリーニ島北東沖の群発地震(2025年2月)

(2025/2/16 更新)



図1:アテネ大学の震源データによる2023年1月1日から2025年2月4日14:00(世界標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。図の南端にある大きな島はクレタ島。 茶色三角印は火山の位置。地図中央の△印はティーラ島は別名サントリーニ島。 そのすぐ北東側にある火山は海底火山KolunboでWikiによれば1650年に噴火したそうです。 サントリーニ火山はエーゲ弧の火山フロントに位置しています。


図2:図1枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北東側。活動が北東へ拡大?


図3:アテネ大学の震源データによる2024年9月1日から2025年2月4日14:00(世界標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。


図4:図3枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北東側。活動が北東へ拡大?


図5:図3枠内の震源のマグニチュードの時間分布図。1月に入ってつぶが大きくなった。 大きな地震が起き始めると小さな地震の震源が決められにくくなり、小さな地震が減ったように見えるが、事実では無い。


図6:図3枠内の震源の深さの時間変化。1月半ばから深さ5kmより浅い地震が起き始めた。


図7:図3枠内の震源の直線ABでの断面図。浅い震源も少し深い震源もB側(北東側)に多い。


図8:アテネ大学の震源データによる2025年1月15日から2025年2月4日14:00(世界標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。 震源の多くはサントリーニ島と北東にあるアモルゴス島の間にある。


図9:図8枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北東側。活動が北東へ拡大?


図10:図8枠内の震源のマグニチュードの時間分布図。1月に入ってつぶが大きくなった。 大きな地震が起き始めると小さな地震の震源が決められにくくなり、小さな地震が減ったように見えるが、事実では無い。 今のところアテネ大の震源では最大Mは5.0だが、アテネ大でM4.8に決まった地震がUSGSではM5.3に決まっている。
各機関のMの比較、EMSCは欧州地中海地震センター、Athensはアテネ大学。
M5以上    EMSC USGS Athens Mw
2/3 12:17:42 5.1  5.1  5.0   x
2/4 02:46:06 5.1  5.1  4.9   x
2/4 13:04:15 5.2  5.3  4.8   5.3
2/5 19:09:38 5.1  5.1  5.1   ?
2/7 07:16;15 5.1  5.1  4.8   ?


図11:図8枠内の震源の深さの時間変化。1月半ばから深さ5kmより浅い地震が起き始めた。


図12:図8枠内の震源の直線ABでの断面図。浅い震源も少し深い震源もB側(北東側)に多い。


図13:アテネ大学の震源データによる2025年2月1日から2025年2月4日14:00(世界標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。 2月はほとんどの震源はサントリーニ島と北東にあるアモルゴス島の間にある。


図14:図13枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北東側。活動が北東へ移動拡大


図15:図13枠内の震源の深さの時間変化。3日の後半から15kmより深い震源が無くなった。


図16:図13枠内の震源の直線ABでの断面図。


図17:ハーバード大学CMTグループによる2月4日13:04:15(UT)地震のメカニズム解。きれいな正断層でMw5.3。


図18:欧州地中海地震センターの震源データによる2025年1月27日から2025年2月16日02:00(世界標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。 ほとんどの震源はサントリーニ島と北東にあるアモルゴス島の間にある。


図19:図18枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北東側。 活動が北東へ移動したが、6日から逆転している。


図20:図18枠内の震源の深さの時間変化。


図21:図18枠内の震源の直線ABでの断面図。水平距離に対し深さは2倍。


図22:図18枠内の震源のマグニチュードの時間変化図。


図23:図18枠内の震源の日別回数。2日以降は非常に活発。13日以降、収まってきた。


図24:気象庁の震源データによる2000年6月20日から7月31日(日本標準時)まで、 深さ30kmまでMすべての震源分布図。 ほとんどの震源は、三宅島と新島・式根島の間にある。三宅島噴火6月26日始まった。


図25:図24枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が北西側。


図25:図24枠内の震源の深さの時間変化。

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