台湾・花連のM7.2地震(2024年4月3日) 花蓮と隣接する検潮所の石梯のデータとその差を以下に示しました(両検潮所の位置は図1参照)。 8時から9時にかけて花蓮が44cm隆起している。 12時以降は石梯が欠測 台湾時間 花蓮 石梯 石-花 04/03 00:00 0.18 0.27 0.09 04/03 01:00 0.24 0.33 0.09 04/03 02:00 0.25 0.35 0.10 04/03 03:00 0.25 0.35 0.10 04/03 04:00 0.26 0.34 0.08 04/03 05:00 0.22 0.32 0.10 04/03 06:00 0.20 0.33 0.13 04/03 07:00 0.24 0.37 0.13 04/03 08:00 0.28 0.42 0.14 04/03 09:00 -0.17 0.41 0.58 <−ここで隆起 04/03 10:00 -0.10 0.50 0.60 04/03 11:00 -0.01 0.60 0.61 04/03 12:00 0.03 m m 04/03 13:00 0.02 04/03 14:00 0.04 04/03 15:00 -0.06 04/03 16:00 -0.23 04/03 17:00 -0.38 04/03 18:00 -0.55 04/03 19:00 -0.66 04/03 20:00 -0.75 気象庁のKさんに教えて貰ったサイトの図。3月30日から4月5日までの花蓮港の潮位変化。 図1:台湾中央気象台(CWB)の震源データによる2024年4月3日07時から4月3日19時00分(台湾標準時=日本時間-1時間)まで、 深さ60kmまでMすべての震源分布図。茶色の+印は、験潮場の位置。 本震は、USGSはM7.4、Mw7.4。 図2:図1枠内の震源の時間空間変化。 本震直後は南から北へ向かって破壊が進行した。 図3:CWB震源データによる2024年4月3日07時から4月7日20時00分(台湾標準時)まで、 深さ60kmまでMすべての震源分布図。 緑色線で囲った地域は1999年M7.7集集地震の余震域。 図4:図3枠内の震源のマグニチュードと時間変化。 今のところ最大余震は、直後のM6.5。 図5:図3枠内の震源の断面図。B側が東。 東から西へ傾斜した面が震源断層。 東側に震源が少ないのは海域で地震観測点が無いための影響と思われる。 図6:CWB震源データによる2024年4月3日07時から4月7日20時00分(台湾標準時)まで、 深さ60kmまでMすべての震源分布図。北部の震源で断面を見た。 図7:図6枠内の震源の断面図。北部の断面図。B側が東。 西から東へ傾斜した面が見える。 図8:CWB震源データによる2024年4月3日07時から4月7日20時00分(台湾標準時)まで、 深さ60kmまでM4以上の震源分布図。南部を切り出した。 図9:図8枠内の震源の断面図。南部の断面図。B側が東。 なんとなく西から東へ傾斜した面が見える。 図10:台湾中央気象台によるこの地震の情報。 震度6強は、日本の震度6強とほぼ同じ程度と思われる。 USGSによるとメカニズムは南東ー北西圧縮の逆断層。 台湾で震度5弱、5強、6弱、6強を導入−> 2023年8月17日 図11:1951年の震源データ(世界標準時)で、深さ60kmまでM4以上の震源分布図。 1951年10月22日のM7.5花蓮地震では、死者68人。その約一ヶ月後に南側のM7.4玉里地震で死者17人。 図12:図11枠内の震源の時間空間変化。 図12:図11枠内の震源のマグニチュードの時間変化。 戻る |