台湾・花連のM7.2地震(2024年4月3日) 図1:直後の余震に注目。 台湾中央気象台(CWB)の震源データによる2024年4月3日07時から4月3日08時10分(台湾標準時=日本時間-1時間)まで、 深さ60kmまでM0以上の震源分布図。最大余震Mw6.5が起きる直前まで(図9参照)。 茶色の+印は、験潮場の位置。 本震は、USGSはM7.4、Mw7.4。緑色線は1999年集集地震の余震域。 図2:図1枠内の震源の断面図。B側が東。東から傾き下がる震源分布が見える。 図3:CWB震源データによる2024年4月3日07時から4月3日12時30分(台湾標準時)まで、 深さ60kmまでM0以上の震源分布図。沖合に震源が決まっていた時間帯。 緑色線で囲った地域は1999年M7.7集集地震の余震域。 図4:図3枠内の震源の断面図。B側が東。 東から西へ傾斜した面が震源断層。小さい地震を含めると陸域直下の地震が増える。 東側に震源が少ないのは海域で地震観測点が無いための影響と思われる。 図5:CWB震源データによる2024年4月3日07時から4月9日15時00分(台湾標準時)まで、 深さ60kmまでM0以上の震源分布図。 図6:図5枠内の震源の断面図。B側が東。 西から鉛直近くで垂れ下がる分布が目立つ。 深さ20kmより浅いところに密集して発生している地震は最大余震Mw6.5の二次余震と思われる。 図7:図6の枠内の震源の時空間分布図、 深さ60kmまでM0以上の震源分布図。上側が東側。 沖合の震源は本震直後だけに決まっている。 図9:GCMTによるメカニズム解。本震Mw7,4と北部で発生した最大余震Mw6.5。 本震は断層面が西へ38度で傾斜。最大余震は東へ79度で傾斜。 東へ鉛直に近い角度で分布する余震は、北部で起きた最大余震Mw6.5の二次余震と思われる。 戻る |