S-net下の震源分布

(2023/1/5 更新)


図1:気象庁の一元化震源データによる2021年と2022年の2年間の深さ50kmまでMすべての震源分布図。 津村建四朗さんが日本海溝外側の震源の深さ分布がおかしいと指摘されたので作った図。 震央図の中で切り出した地区の横に断面図を貼り付けた。断面図の震源が波打ったようになっている。 +印がS-net地震観測点の位置。観測点のある所で浅くなっている。




図2:以下、震源データは図1と同じ。三角印が日本海溝外側のS-net地震観測点の位置。 中央の図、断面図の▲印は、地区内の観測点を投影した位置。 深さ分布が波打っており、観測点近傍は浅く決まり、離れると深く決まっている。
下図は、M別個数分布。青色はM単独の数、紫色は累積の数。M2あたりで飛びが見える。 この付近で検測基準が変わっていると見られる。



図3:三角印がS-net地震観測点の位置。日本海溝より陸側で海溝に近い地区。 海溝外側のような異常な深さ分布は見られない。



図4:三角印がS-net地震観測点の位置。日本海溝より陸側で陸に近い地区。 海溝外側のような異常な深さ分布は見られない。



図5:もっと南側の地区。海溝外側のような異常な深さ分布は見られない。



図6:北部の東西断面図。 深さ45-50qで海溝外側から内陸側へ20から30q伸びて分布する震源が気になる。



図7:南部の東西断面図。 海溝外側から東へ分布する震源が深くなっているのは事実ではないが、仕方ない。



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