トカラ列島付近の群発地震(2025年6月〜) ![]() 図1:気象庁の一元化震源データによる2025年6月1日から7月26日(日本標準時)まで、 深さ40kmまでMすべての震源分布図。 北東側から、諏訪之瀬島(火山有り)、悪石島、小宝島(小さい)、宝島。 ![]() 図2:図1枠内の震源の時空間図。6月下旬から地震活動が東の方へ移動したように見える。 ![]() 図3:図1枠内の震源の深さの時間分布図。 初めは深さ30km付近まで分布していたが、7月9日から突然深さ15km程度までと浅くなった。 この変化は人為的な原因と思われる。 一番可能性が高いのは、震源域近くに地震観測点が追加されたか、近くにあった既設の地震観測点が処理に追加されたか、です。 ![]() 図4:比較のためHi-net自動処理震源データ(2025年6月1日から7月26日(日本標準時)まで)で調べた。 (こちらは観測点に変化は無い) 深さ40kmまでMすべての震源分布図。この震源分布では、宝島北方沖に延びている震源分布は見られない。 ![]() 図5:図4枠内の震源の深さの時間分布図。 深さ15kmまでの震源がほとんどで、7月9日から突然深い震源が見られなくなった現象が起きていない。 ![]() 図6:図4枠内の震源の時空間分布図。上(B側)が東側。 図3に見られたような7月上旬に地震活動が東へ移動したような現象はそれほど明瞭では無い。 戻る |