観測網の変化による影響例:震源深度
☆宮城県沖の震源の場合(Mさんによって指摘された)
震源の深さの時間変化図
1997年10月から東北大との地震データ交換も含めた処理が始まったため、観測点が大幅に増えたことが、上図の枠内でほとんど震源が深さ10kmより深くなったと考えられる。
☆日光付近の震源の場合
上図の枠内の震源の深さの時間変化を下図に示した。上図の「+」マークが新しくデータが取り込まれた観測点の位置を示す。震源域直上の観測点データが得られることにより、震源深度の決定精度が大幅に向上している。1988年途中から震源が15kmより深くは決まらなくなり、極めて浅い震源も激減している。
戻る